英女王工学賞に初の日本人 デジタル画質向上に貢献 

 【ロンドン共同】優れた技術者を表彰する英国の「エリザベス女王工学賞」が1日発表され、光を電気信号に変換するイメージセンサーの開発に携わりデジタル画像の質の向上に貢献したとして、静岡大と兵庫県立大で特任教授を務める寺西信一さんら4人が選ばれた。日本人の受賞は初めて。

 寺西さんは、センサーを開発した米国の技術者らと同時に受賞。同賞の審査委員会は、寺西さんについて、デジタル画像の質を「大幅に向上させた」と高く評価した。クリストファー・スノーデン審査委員長は「写真は普遍的なコミュニケーションの形。技術革新は大きな社会的影響を与えた」と述べた。


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