431例目の脳死 患者選定ミス発覚後、初 

 日本臓器移植ネットワークは1日、中国四国地方の病院に低酸素脳症で入院していた成人が1月31日午後6時28分、臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。移植ネットでは1月、心臓移植で検索システムの計算違いが原因の患者選定ミスが発覚。今回の判定はミス発覚後、初となる。

 臓器提供の意思を示す書面はなかったが家族が心臓などの提供を承諾した。判定は法施行後431例目、本人の意思不明は259例目。

 ミスを受け、厚生労働省は移植ネットに対し、システムの利用中止を指示し、当面は移植患者の選定を手作業でするよう求めていた。


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