停止中の浜岡原発配管に微小な穴 中部電、放射性物質の漏えいなし 

中部電力浜岡原発の5号機=静岡県御前崎市

 中部電力は1日、運転停止中の浜岡原発5号機(静岡県御前崎市)のタービン建屋地下1階で、放射性物質を含む水を流す配管に微小な穴が開いていたと発表した。水が染み出ていたが、外部への放射性物質の漏えいはないとしている。

 5号機は2011年5月、停止作業中に原子炉に海水が流入する事故があった。事故後全ての水を抜き、現在は代わりに放射性物質を含まない水で満たしてあるという。

 配管は直径約15センチ。巡回中の作業員が1月30日、管の2カ所で溶接部分が変色し、微量の水滴付着を発見した。原発稼働中は、配管には放射性物質を含む水蒸気を冷却し、液体に戻した水が流れていた。


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