2017年2月1日 16:27 | 無料公開
iPS細胞を巡る主な経過
重い目の病気の患者に、他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞を移植する手術を、厚生労働省の専門部会が1日、了承した。国の審議は終了し、事実上のゴーサインとなる。
他人のiPS細胞を使った移植は世界初。理化学研究所や神戸市立医療センター中央市民病院などのチームは、今年前半の手術を目指している。
理研などは2014年、患者本人から作ったiPS細胞を使った移植を初めて実施。この方法に比べ、他人のiPS細胞を使う手術には、移植までの期間短縮やコストの削減を見込める利点がある。