ヘスペロサウルスお目見え、福井 全身骨格を世界初展示へ 

福井県立恐竜博物館で組み立てられる、ヘスペロサウルスの実物全身骨格=1日午前、福井県勝山市

 福井県立恐竜博物館が、尾に4本のとげを持つヘスペロサウルスの実物全身骨格の組み立て作業を進めている。完成間近の1日、報道陣向けの説明会を開いた。博物館によると、ヘスペロサウルスの実物全身骨格の展示は世界初。

 骨格は全長6メートル、高さ2・8メートルで、背中にある丸い形の骨板と、敵から身を守るために使われたとされる尾のとげが特徴。植物を主に食べる剣竜類で、ジュラ紀後期(約1億6350万年前~約1億4500万年前)に栄えた。

 1980年代に米ワイオミング州で発見され、岡山市のバイオ関連会社「林原」が所有していた。2015年に福井県が買い取った。


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