画像診断放置5年で30件 医療機関、相次ぐミス 

 医療事故の情報を収集している「日本医療機能評価機構」(東京)が、がんの疑いなどが記された画像診断報告書の放置や確認不足に関する事案を調べた結果、2011~15年の5年間に全国の医療機関から30件の報告があったことが31日、分かった。

 同日には東京慈恵会医大病院で、肺がん疑いの検査結果が約1年間放置された事案が共同通信の取材で判明。相次ぐ背景には、検査技術の発達に伴う情報量増加や電子カルテの導入、医師の専門分野の細分化が影響しているとの指摘もある。


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