無人機こうのとり、電線伸ばせず 宇宙ごみ除去実験が中断 

 国際宇宙ステーションを離脱した無人補給機「こうのとり」6号機を活用した宇宙ごみの除去技術の実験で、こうのとりの機体から700メートルの電線を伸ばせず、実験が中断していると宇宙航空研究開発機構(JAXA)が31日、発表した。

 こうのとりは日本時間27日夜にステーションから取り外され、28日未明に離脱。電線を収納した円筒状の装置を同日夜に機体から放出して電線を伸ばす計画だったができなかった。原因は不明で、実験期限の2月4日まで試みる。

 こうのとりは昨年12月に鹿児島県から打ち上げられた。2月6日に大気圏に突入して燃え尽きる予定。


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