乳児が正義に共感、京大チーム いじめ解決に期待 

 弱者を助ける「正義」の行為に、生後6カ月の乳児が共感する可能性があることが分かったと、京都大の明和政子教授らのチームが30日、海外の科学誌電子版に発表した。

 実験は関西在住の乳児を対象に、強者のキャラクターが弱者を攻撃する映像を画面で見せた後、助けに入る第三者のキャラクターと、助けに入らない第三者のキャラクターが登場する場面をそれぞれ見せた。

 その後、助けたキャラクターと、助けなかったキャラクターの人形を差し出したところ、20人中17人が助けた方の人形に手を伸ばした。チームは、弱者に対する攻撃を止める行動を、乳児が好意的に受け止めた結果だとみている。


  • LINEで送る