ジェット機で患者搬送支援へ 政府、半額補助で 

研究運航で患者搬送に使用された小型ジェット機(右)とプロペラ機=2012年9月、札幌市の丘珠空港(北海道航空医療ネットワーク研究会提供)

 政府は2017年度から、医師不足などで高度医療を受けられない地域の患者を搬送する小型航空機「メディカルジェット」の運営を支援する。17年度予算案に1億円を計上、都道府県など事業主体の運営費を半額補助する。へき地医療の充実を図る狙い。

 厚生労働省によると、ドクターヘリに比べて高速で航続距離が長く、医療過疎地から都市部への搬送時間が大幅に短縮でき、広大な面積を持つ自治体や離島を抱える自治体の需要を見込む。民間航空会社に運航を委託する形を想定している。


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