電線で宇宙ごみ除去へ実験 「こうのとり」取り外し 

 国際宇宙ステーションに物資を運んだ無人補給機「こうのとり」6号機が日本時間27日午後、ステーションから取り外された。大気圏に突入して燃え尽きるまでの約1週間、電線を使った宇宙ごみの除去技術の実験に取り組む。

 宇宙ごみは人工衛星やロケットの残骸。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、地球の周りを秒速約7キロで回り、10センチ以上のものは約1万8千個ある。ステーションや衛星に衝突して被害を及ぼす恐れがあり、減らすための手法の開発が課題になっている。


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