宮崎の鳥インフル、殺処分完了 木城町、16万3千羽 

重機を使って埋められる、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された養鶏場で殺処分された鶏=25日未明、宮崎県木城町(宮崎県提供)

 高病原性鳥インフルエンザウイルスを検出した宮崎県木城町の養鶏場で25日未明から続いていた計約16万3千羽の殺処分は、同日夜、完了した。

 養鶏場から3キロ付近の施設に設けられた対策拠点では、現場から戻った県職員らが疲れ切ったような表情を浮かべていた。県は26日以降も、鶏舎の消毒や鶏の埋却などの防疫措置を進める。

 県は家畜伝染病予防法に基づき、この養鶏場から半径3キロ圏内にある6農場で、鶏や卵の移動を制限。半径3~10キロ圏の搬出制限区域では、140農場に対して区域外への運び出しを禁じた。発生農場の周辺や幹線道路沿いに車の消毒ポイントを9カ所設けている。


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