玄海原発3、4号機が審査合格 規制委、6例目 

佐賀県玄海町の九州電力玄海原発(下)=2016年12月

 原子力規制委員会は18日、定例会合を開き、九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県)が新規制基準を満たしているとする「審査書」を正式決定した。審査合格は6例目。

 九電は2013年7月に審査を申請。当初、免震重要棟を新設し、その中に重大事故時の対応拠点となる「緊急時対策所」を置く方針だったが、審査中に撤回、耐震構造の施設に変更した。

 九電は耐震補強などの安全対策工事を今年3月末までに終え、3号機ではプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマル発電を行う計画。

 ただ周辺自治体に再稼働への反対論があり、地元同意の手続きがどのように進むか不透明だ。


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