梅毒、74年以来の4千人超 20代女性の感染増加 

 性行為などで感染する梅毒の昨年1年間の患者報告数が4518人に上ったことが、国立感染症研究所の集計で17日までに分かった。4千人を超えたのは1974年以来。20代女性の感染が増加しており、厚生労働省は「不特定多数との性交渉など感染の可能性がある人は早期に検査を」と呼び掛けている。

 梅毒は主に性行為を介し、梅毒トレポネーマという細菌が体に入り引き起こされる。症状は出たり治まったりを繰り返す。初期は性器や唇などにしこりやリンパ節の腫れが出て、進行すると全身に赤い発疹ができる。妊婦が感染すると死産や赤ちゃんの病気につながることがある。


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