2017年1月16日 19:11 | 無料公開
宇宙から地球に降り注ぐ高エネルギーの放射線(銀河宇宙線)は、大気に作用して雲をつくり、太陽光を遮って気温を低下させる可能性があるとの研究結果を、立命館大や神戸大などのチームが16日付の英科学誌電子版に発表した。 地球を取り囲む磁場「地磁気」は、宇宙線をはね返すバリアーとなっているが、約100万年前に地磁気が弱まった際、気候変動が起きていたことが分かったという。 チームの北場育子・立命館大准教授(古気候学)は「温室効果ガスだけでなく、宇宙線も気候変動の要因として考慮すべきだ」と話している。