米で次世代原子炉の初申請 26年の商業運転目指す 

ニュースケールが開発した次世代原子炉の小型モジュラー炉のイメージ(同社提供・共同)

 【ワシントン共同】米西部オレゴン州の原発メーカー「ニュースケール」は12日、開発を進めてきた次世代原子炉の小型モジュラー炉(SMR)を使った初めての発電所を建設・運転するための認可申請を米原子力規制委員会(NRC)に提出した。

 発電所の建設主体のユタ州公営電力システムは「2026年の商業運転を目指す」としている。建設予定地はアイダホ国立研究所内。NRCは40カ月かけて審査する。

 米の原発は、東京電力福島第1原発の事故を受けた安全基準の厳格化により採算性が悪化、安価な天然ガス発電に押されて閉鎖が相次いでいる。


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