熊本県の9万羽殺処分完了 鳥インフル、感染拡大なし 

高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された養鶏場での殺処分作業を終え、防護服を脱ぐ県職員ら=28日午前7時56分、熊本県南関町

 熊本県は28日、高病原性ウイルスが検出された南関町の養鶏場で飼育する鶏約9万2千羽の殺処分が完了したと発表した。また県内全ての農場への聞き取り調査などから、現時点で感染の拡大がないことも確認した。

 県はこの日、鳥インフルエンザに関する防疫対策本部(本部長・蒲島郁夫知事)の会議を開催。蒲島知事は「発生72時間以内とされる防疫措置完了を目指し、全力を尽くしたい」と述べ、処分した鶏を埋める作業や鶏舎の消毒を30日早朝までに完了させる考えを示した。


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