野生のクマ肉で食中毒、水戸 旋毛虫35年ぶり 

 茨城県は23日、水戸市南町3丁目の飲食店「ビゴリ」でクマの肉を食べた20~50代の男女15人が発熱などの症状を訴え、医療機関を受診していたと発表した。男性1人が入院したが、既に退院した。

 店内に残っていた冷凍肉から旋毛虫と呼ばれる寄生虫が確認され、水戸保健所は食中毒と断定した。県によると、国内で旋毛虫による集団食中毒が確認されたのは、1981年に三重県で発生して以来で35年ぶり。

 加熱が不十分だったとみられ、水戸保健所は23日から当面の間、同店を営業禁止処分とした。


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