高額医療費1万4千円上限 政府、与党が最終調整 

 政府、与党は14日、2017年度からの医療保険制度見直しで、焦点となっている70歳以上の外来医療費が高額になった場合の負担限度額について、中間所得層は現在の月1万2千円から1万4千円に引き上げる方向で最終調整に入った。17年8月に実施する。

 さらに翌18年8月には1万8千円に引き上げる考えだが、厚生労働省が当初示した2万4600円よりも上げ幅を大きく圧縮することになる。負担が倍増となる厚労省の当初案に対しては、来夏の都議選を重視する公明党が高齢者の反発を恐れて難色を示し、現状維持を求めていた。


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