2016年12月10日 18:53 | 無料公開
妊婦の血液で胎児の染色体異常を調べる新出生前診断を、東京都と大阪府のクリニックが無認定で実施した問題で、日本産科婦人科学会(日産婦)は10日、学会の指針に反したとして医師1人をけん責、医師2人を厳重注意の処分にすると決めた。 厳重注意の2人は今後指針を守る考えを示したが、けん責の医師は態度を明らかにしなかった。日産婦は指針順守の誓約書を求め、年内に提出されない場合はより重い処分を検討する。 新出生前診断は遺伝カウンセリング体制の整備などを条件に、日本医学会が実施施設を認定。日産婦が指針で検査対象や年齢などの条件を定めている。