2016年12月6日 12:29 | 無料公開
原節子さん
戦後の日本を代表する映画女優で、昨年９５歳で亡くなった原節子さんが１９４６年、雑誌に寄稿したエッセーが確認された。満員電車の車内の光景から、新しい時代の日本人のあるべき姿を提言する内容。７日発売の文芸誌「新潮」に掲載される。
エッセーのタイトルは「手帖抄」。福岡県久留米市の金文堂出版部発行の季刊雑誌「想苑」（４６年１１月号）に掲載されていた。省線電車（現ＪＲ）車内で、乳児の泣き声を巡って「やかましいぞツ！」という乗客の怒鳴り声と「母親の身にもなつてみよ。心で泣いてるぞ！」という応酬を描写した。
