大隅栄誉教授をブレークスルー賞 米、オートファジーを評価 

大隅良典・東京工業大栄誉教授

 米グーグルやフェイスブックの創業者らが出資する米国の団体は5日、優れた科学研究に贈る「ブレークスルー賞」の生命科学分野に、ノーベル医学生理学賞を受賞する大隅良典・東京工業大栄誉教授を選んだと発表した。

 大隅氏は、細胞のオートファジー(自食作用)を解明したことが評価された。「非常に光栄だ。今後もこの分野の研究がさらに発展するように努力する」とのコメントを出した。

 昨年は、同賞の基礎物理の分野で、ニュートリノ研究で梶田隆章・東京大宇宙線研究所長らが選ばれた。


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