2016年9月12日 12:28 | 無料公開
赤トンボ研究の教え子だった東邦大(千葉県)の大学院生菅原みわさん=当時(25)=を殺害したとして、殺人罪に問われた福井大大学院元特命准教授前園泰徳被告(44)は12日、福井地裁(入子光臣裁判長)裁判員裁判初公判で「事件当日に『殺してください』と頼まれたので、首を絞めて死なせた。この点で起訴事実と異なる」と主張。弁護側は嘱託殺人罪に当たると訴えた。 検察側は冒頭陳述で「2人は交際しており、被告は関係が公に広まることを恐れていた。地位を失い、妻子を傷つけられることを恐れて被害者を殺害した身勝手な犯行」と指摘した。