警視庁が警察犬慰霊祭 担当者らが供養 

 警視庁は20日、犯罪捜査や災害救助に貢献した警察犬の慰霊祭を東京都板橋区の動物霊園で行い、担当者ら約35人が慰霊碑に花を供えた。

 上原智明鑑識課長は「警視庁の一員として職務を全うしてくれた。ありがとうと心を込めて供養しました」と話した。

 2015年10月に9歳7カ月で死んだ「シュー号」は、09年10月に小金井署管内であった住居侵入事件で、現場の痕跡から犯人宅を突き止めたほか、13年10月に伊豆大島であった台風26号による土石流災害では、行方不明者の捜索に従事した。

 警視庁は1968年から毎年春と秋に慰霊祭を開き、慰霊碑には236頭が眠っている。


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