タイ、不法滞在の罰則強化 最長10年再入国禁止 

タイの首都バンコクの裁判所に出廷した人身売買事件の被告=15日(AP=共同)

 【バンコク共同】タイ暫定政権は20日、不法滞在した外国人に最長で10年間再入国を禁じる新規則を施行する。これまで罰則が甘く、犯罪者が出入りしたり人身売買が横行したりしているとの批判が出ていたため、管理強化に乗り出した。

 新規則では、1年以上不法滞在し逮捕されると10年間タイに戻れず、不法滞在が1年以内の場合でも5年間は再入国が禁止される。旧規則では上限2万バーツ(約6万4千円)の罰金を払うだけで済み、いったん国外に出た後すぐに再入国する人が後を絶たなかった。


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