2016年3月10日 12:05 | 無料公開
神戸市長田区で２０１４年９月、市立小１年の女児＝当時（６）＝が殺害された事件で、殺人や死体損壊、わいせつ目的誘拐などの罪に問われた君野康弘被告（４９）の裁判員裁判が１０日、神戸地裁（佐茂剛裁判長）で開かれ、検察側の証人として出廷した女児の母親が「（被告を）絶対許さない」と話した。 裁判員席以外からは見えないようについたてが置かれ、母親は涙をこらえながら小さい声で証言。女児の誕生時を「生まれてきてくれてありがとうと思い、成長を楽しみにしていた」と振り返った。女児が夜に一人で歩いていたとの一部報道に傷つき「遅くても午後５時半には帰っていた」と話した。
