広島、追悼の思い胸に体育祭 生徒犠牲の高校 

 広島市の土砂災害で死亡した木原未理さん(17)が通っていた安佐南区の県立安古市高校で13日、体育祭があり、生徒と教員が胸に喪章を着けて木原さんを追悼した。

 開会式では、全校生徒約960人や保護者らが黙とう。生徒会長の2年朝日貴大さん(16)は、3年の木原さんが亡くなったことに触れ「全員そろうことはできなかったが、安古市の底力を見せよう」とあいさつした。

 生徒たちは声援を受けながら組み体操やリレーなどに取り組んだ。

 高校によると、喪章は1週間前に生徒会が提案し、みんなで黒と白のリボンを準備した。


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