意向撤回後の退職処分違法 旭川地裁、町の主張退ける 

 公務員が退職の意向をいったん示した後、撤回したのに退職を承認した自治体の対応の是非が争われた訴訟の判決で、旭川地裁は17日「短期間で退職の意向を撤回した場合、当初示した退職の意思を前提とした処分は違法」と判断し、退職承認処分を取り消した。

 原告は北海道豊富町の町国民健康保険病院に勤めていた40代の男性。町側は「主張が認められず、判決は受け入れがたい」として控訴する方針。


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