「診察受けられず難聴」と提訴 服役後の元ミュージシャン

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 大阪刑務所で服役中に必要な診察を受けられず難聴になり、左耳は聴力がほぼ失われたとして、40代男性が国を相手に2700万円の損害賠償を求める訴訟を28日、大阪地裁に起こした。男性は元ミュージシャンで「元の体を返してほしい」と訴えている。

 訴状によると、男性は麻薬取締法違反罪に問われ、2002年に実刑判決を受け大阪刑務所に収容された。耳に関する既往症はなかったが、06年12月から両耳とも耳鳴りや中からうみが出るなどの症状に悩まされ、10年までに医師の診察を計76回求めた。しかし刑務所職員からは「薬物使用後遺症だ」と言われ、一度も耳の診察を受けられなかった。