グアムの迎撃ミサイル稼働 米陸軍、配備期間は未定 

 【ワシントン共同】米陸軍当局者は26日、米領グアムに配備した高性能の地上発射型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)が完全な稼働状態に入ったことを明らかにした。

 国防総省は今月3日、北朝鮮の中距離弾道ミサイルの脅威に対処するためとしてグアムへのTHAAD導入を発表していた。同当局者は、THAADの配備期間は決まっていないとし、北朝鮮の動向などを慎重に見極める考えを示した。

 北朝鮮は今月初めに新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」を日本海側に移動。日米韓では中旬にも発射するとの観測が強まったが、その後、特異な動きは確認されていない。


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