ビル崩壊、所有者らの逮捕指示 バングラデシュ首相 

26日、バングラデシュの首都ダッカ近郊サバールで、崩壊したビルのがれき除去に当たる兵士(ロイター=共同)

 【ニューデリー共同】バングラデシュのビル崩壊で、同国のハシナ首相は26日、安全確保を軽視した疑いが持たれているビル所有者や、ビルに入っていた複数の縫製工場の経営者らの逮捕を捜査当局に指示した。地元メディアが27日、報じた。

 救助当局者によると、死者は304人に達し、負傷者は2千人以上。がれきには依然、数百人が閉じ込められているとみられる。

 27日で閉じ込められた人の生存率が急激に下がるとされる発生後72時間となり、救出活動は時間との闘いが続いている。

 バングラデシュ当局や報道によると、崩壊した8階建てビルの所有者は違法な建て増しをしていた。


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