原発事故から27年、犠牲者追悼 チェルノブイリ 

26日、ウクライナ・スラブチチの広場で、チェルノブイリ原発事故で死亡した消防士らを追悼する碑に花やろうそくを手向ける市民(共同)

 【スラブチチ共同】史上最悪の原発事故となった旧ソ連(現ウクライナ)チェルノブイリ原発の爆発事故から26日未明(日本時間同午前)で27年。放射性物質で激しく汚染された影響で少なくとも数千人が死亡したとされる同国やベラルーシなどで、犠牲者追悼の行事が営まれた。

 原発職員の町だったウクライナ北部プリピャチが強制移住で閉鎖されたのを受け、事故直後、原発から半径30キロの立ち入り制限区域の外に建設された代替都市スラブチチの広場では、原発関係者が花やろうそくを手に参列。爆発時、消火に当たり被ばく死した消防士らの冥福と、原発事故の再発防止を祈った。


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