路線廃止や球団売却にこだわらず 西武株主のサーベラス 

 米投資会社サーベラスグループの、鈴木喜輝サーベラス・ジャパン社長が27日、記者団の取材に応じた。西武ホールディングス(HD)に検討を要求していた不採算路線の廃止やプロ野球球団の西武ライオンズの売却に関し「その点にこだわりはない」と述べ、これ以上実施を求めない考えを示した。

 鈴木社長は、路線廃止や球団売却は、西武HDの収益向上のための検討事項として提示しただけと説明し「実行するかは会社の経営陣が決めることだ」と話した。

 また、西武HDへの要求を株主総会で認めさせるために、株主の過半数獲得を目指す委任状争奪戦(プロキシファイト)を行うことは「考えていない」と強調。


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