ダイエー不採算店の閉鎖検討 イオンとPB商品一本化も 

 イオンは27日、ダイエーに対する株式公開買い付け(TOB)を4月上旬にも実施し、連結子会社にすると正式発表した。ダイエーは複数の不採算店の閉鎖を検討。両社は独自に企画したプライベートブランド(PB)商品の一本化を進め、業績が低迷するダイエーの再建を加速させる。

 記者会見したイオンの岡田元也社長は「物流や商品調達、電子マネーの共通性を高め、コスト面の競争力を確保する」と強調。イオンはかつて小売業トップだったダイエーを合わせて売上高が6兆円を超す巨大流通グループとなる。業界で規模拡大を図る動きが活発になりそうだ。


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