首相、消費増税10月に実施判断 参院財金委で 

参院財政金融委で答弁する安倍首相。右は麻生財務相=27日午前

 参院財政金融委員会は27日午前、安倍晋三首相が出席して2013年度税制改正の関連法案をめぐり質疑を行った。首相は14年4月の消費税率8%への引き上げについて、今年10月をめどに実施を最終判断する考えを示した。4~6月期の国内総生産(GDP)成長率などの指標を踏まえ、「足元の経済状況を注意深く見ながら総合的に判断する」と述べた。

 財政健全化に関しては、国と地方の基礎的財政収支の赤字を15年度に10年度比で半減し、20年度までに黒字化する財政健全化目標を堅持する姿勢を強調。6月にまとめる経済財政運営の指針「骨太の方針」を踏まえ、具体的な中期財政計画を策定する考えを示した。


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