暫定予算案を閣議決定 歳出13兆円、29日成立へ 

 政府は27日午前の臨時閣議で、13年度当初予算が成立するまでの空白を埋める暫定予算案を決定した。対象期間は4月1日~5月20日の50日。その間に必要となる社会保障や公共事業の費用などを手当てし、一般会計の歳出は過去最大の13兆1808億円とした。3月29日に成立する見通し。

 暫定予算の編成は2年連続。当初予算の成立が5月の大型連休以降にずれ込む公算が大きくなったことに対応した。これまで最大の暫定予算は1996年度の11兆6215億円。

 歳出は当初予算案(92兆6115億円)の14・2%分。うち年金、医療、生活保護などの社会保障に5兆4323億円を充てる。


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