「団子鼻」新幹線最後の運行 200系、30年以上に幕 

大勢のファンに見送られて東京駅を出発する上越新幹線の200系車両「とき347号」=15日午後8時12分

 1982年の東北、上越新幹線開業から30年以上走り続けた200系車両が15日、とき347号として東京から新潟に向かう最後の定期運行に出発した。丸い目と団子鼻で親しまれた旧国鉄からの新幹線の歴史が幕を閉じる。

 200系は82年6月、東北新幹線(大宮―盛岡)で登場。豪雪地帯を走るため、レールに積もった雪をかき分ける「スノウプラウ(排雪器)」を先頭車に付け、雪を巻き込まないよう床下をすっぽり覆う「ボディマウント構造」を採用した。

 新潟県中越地震では、営業運転中の新幹線として初めて脱線。時速約200キロで走行中だったが、レールに車両装置がはさまり横転を免れた。


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