2013年3月5日 18:50 | 無料公開
柔道界の体罰問題について講演する溝口紀子氏。右はスポーツ評論家の玉木正之氏=5日午後、東京・有楽町
1992年バルセロナ五輪柔道女子銀メダリストの溝口紀子氏(41)が5日、東京都内の日本外国特派員協会で講演し、指導者による暴力行為などを告発した女子選手について「柔道界で低い立場の女性が声を上げた。脱体罰、脱勝利至上主義など、日本人の思想を見直すきっかけになる」と評価した。
フランス代表で指導した経験もある溝口氏は、柔道界の体罰問題を2年前にフランスの雑誌で発表。男性理事だけで運営する全日本柔道連盟に対し「女性や外国人の登用も必要」と迫った。