国交省、重量車通行許可を迅速化 道路老朽化対策で 

国土交通省が入る霞が関合同庁舎3号館=東京都千代田区霞が関

 国土交通省は4日、道路の老朽化対策として、橋や路面への負担が大きい総重量20トンを超える大型車の無許可通行を防ぐ仕組みを導入する方針を決めた。運送業者への通行許可を国が一元的に判断し、手続きを迅速化する。許可が早く得られ、総重量や通行経路を守る業者が増えることで、道路へのダメージを抑制、耐用年数を延ばすのが狙い。今国会に道路法改正案を提出する。

 道路法の規定で、総重量が20トンを超える車両の通行は、国や都道府県など道路管理者が、経路や上限速度の条件を付けて許可する。ただ時間がかかるため届け出ない業者も多く、無許可の違法通行の要因となっていた。


  • LINEで送る