諫早開門の是非は平行線 農相、長崎知事が会談 

 林芳正農相は3日、国営諫早湾干拓事業で12月から予定している開門調査をめぐり、調査実施に反対している中村法道長崎県知事と同県諫早市で会談し、調査への協力を要請した。中村知事や干拓地の農業者は難色を示し、折り合わなかった。

 林氏は「5年間の開門を命じる福岡高裁判決は確定しており従わなければならない」と述べ、開門調査に伴う農漁業被害を抑えるための事前工事を始められるよう理解を求めた。しかし中村知事は「開門により地元に影響があってはならない」と反対姿勢を崩さなかった。

 会談には、地元の諫早、雲仙両市長や干拓地の農業者も参加。


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