被災地で自動車教習人気 岩手のスクール、合宿再開 

被災した街並みを走る「陸前高田ドライビングスクール」の教習車=21日、岩手県陸前高田市

 岩手県陸前高田市の自動車学校が2月、東日本大震災後、事実上休止していた合宿免許取得コースを本格的に再開する。東京、神奈川や千葉など首都圏の学生を中心に申し込みが既にいっぱいとなる人気で、津波の傷痕が残る街で運転技術とともに命の大切さを学ぶ。

 岩手県の沿岸部で最大規模の「陸前高田ドライビングスクール」。高台に位置し、震災では教習生や教官約190人全員が無事だった。

 同校は合宿免許に力を入れており、教習生用の宿舎(120人収容)も完備。震災後は全国から応援に来た警察官や自治体職員の宿泊を受け入れ、復興支援拠点になった。


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