宮城、復興需要で転入増 福島は1万人超の流出 

 総務省は28日、2012年の人口移動報告を公表した。大震災の被災地は、宮城県が復興需要による企業の進出や福島県からの避難者受け入れにより、13年ぶりに転入者が転出者を上回る転入超過となった。福島県は1万3843人の転出超過で、11年の半分以下に減ったものの、人口流出が続いている。

 宮城県は、前年は6402人の転出超過だったが、12年は転入者の方が6069人多かった。市町村別でも、仙台市が東京都区部に次いで全国2位(9284人)の転入超過数だった。

 福島からの流出は福島原発事故の影響とみられる。

 岩手は2385人の転出超過で、前年の3443人から減少。


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