2013年1月28日 06:47 | 無料公開
27日、エジプトの首都カイロのタハリール広場付近で警察機動隊と衝突し、催涙ガスから逃れる人たち(ロイター=共同)
【カイロ共同】エジプトのモルシ大統領は27日、国民向けにテレビ演説し、サッカー場の暴動事件をめぐる衝突激化などを受け、北部ポートサイド、北東部のスエズとイスマイリアの3県に午後9時から午前6時まで、30日間の夜間外出禁止令を出した。28日から実施されるという。
外出禁止令により各地の衝突を抑え込み、事態の早期沈静化を図る考えとみられる。AP通信によると、25日以降、3県で計50人以上が死亡。大統領は各勢力に対話を呼び掛けた。ただ28日にデモを呼び掛けている勢力もあり、事態が沈静化するかどうかは不透明な情勢だ。