教研集会で子どもシンポジウム いじめ問題で教員に注文 

いじめ問題について議論が交わされた日教組教研集会の分科会=27日午前、佐賀市

 「私たちの姿をしっかり見て、話を聞いて」。佐賀市で開かれている日教組の教研集会で27日、地元の中高生7人が発言する「子どもシンポジウム」があり、いじめ問題をめぐり教員への注文が相次いだ。一方、教員の分科会では、いじめへの対応を紹介した報告も。子どもと意思疎通を重ね、変化を丁寧に捉えることが深刻化を防ぐために重要との指摘があった。

 「進学校で、先生は成績のことばかり言っている。本来の子どもの姿とか性格が見えていない」。高1の女子生徒が不満をぶつけた。「いじめがあっても相談しにくい空気を大人がつくっているのでは」と問い掛けた。


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