2013年1月27日 06:56 | 無料公開
26日、トルコ南部アダナの基地に配備されたパトリオット地対空ミサイル(ロイター=共同)
【カイロ共同】北大西洋条約機構(NATO)は26日、内戦中のシリアによる攻撃から加盟国トルコを防衛するため、パトリオット地対空ミサイルの発射システム1基をトルコ南部アダナに配備、運用を開始したと発表した。ロイター通信が報じた。
NATOはトルコの要請を受けて昨年12月、米国、ドイツ、オランダの発射システムを2基ずつ配備することを決定。今回配備されたのはこのうちオランダの1基で、残る5基も今月中にシリアとの国境沿いに配備が完了する見通しという。
NATOは、配備はあくまでトルコ防衛が目的で、シリアへの飛行禁止空域の設定や攻撃には利用しないと強調している。