チェコ大統領にゼマン氏 EUと関係改善へ 

26日、チェコの首都プラハで、大統領選当選が確実となり報道陣の前に姿を現したゼマン元首相(中央)(AP=共同)

 【プラハ共同】チェコのクラウス大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票が26日、即日開票され、選挙管理委員会によると、中道左派のゼマン元首相(68)は得票率が54・80%となり、中道右派のシュワルツェンベルグ外相(75)を抑えて当選した。

 ゼマン氏は記者会見で「すべての国民の大統領として活動したい」と強調。選挙戦では、欧州連合(EU)との協調や経済再生を訴えており、EU懐疑派のクラウス氏の下でぎくしゃくしたEUとの関係を改善して欧州危機に対応、低迷する経済の立て直しを図るとみられる。


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