SLキューロク、雄姿再び 栃木、唯一の自走展示 

栃木県真岡市で4月下旬にオープンする「SLキューロク館」の完成予想図。右がSLキューロク館、左は真岡鉄道真岡駅

 大正時代の代表的な蒸気機関車(SL)の一つで、「キューロク」の愛称で親しまれた9600型の展示施設が4月下旬、栃木県真岡市にオープンする。実際に走る姿が見られる国内唯一の場所となり、停止中は運転室からの眺めも楽しめる。

 真岡市は、栃木県茂木町と茨城県筑西市を結ぶ真岡鉄道が、土日中心に年間通してC11、12を運行しており、関係者は「『SLの走るまち』をPRして、東日本大震災の影響で落ち込んだ観光客を戻す起爆剤にしたい」と意気込んでいる。

 真岡市によると、施設の名称は「SLキューロク館」で、入場は無料。外観は真岡鉄道真岡駅の駅舎と同じSLの形をイメージ。


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