北海道で漁船転覆、1人死亡 1人不明、えりも沖 

転覆した第38旗昇丸(赤い船底)と、行方不明者を捜索する僚船=14日午前7時9分、北海道えりも町の約7・5キロ沖合(浦河海上保安署提供)

 14日午前2時ごろ、北海道えりも町の約7・5キロ沖合で、えりも漁協所属の5人乗りの漁船、第38旗昇丸(4・9トン)が転覆した。僚船が甲板員3人を救助したが、船長山田武広さん(41)=えりも町=と、甲板員立花正司さん(25)=同=が行方不明となった。午後2時40分ごろ現場付近で立花さんを発見したが、死亡が確認された。

 浦河海上保安署によると、救助された3人にけがはない。「甲板の排水口に物が詰まり、水がたまって転覆した」と話しているという。

 事故当時、波の高さは約1メートル、風速約9メートルだった。

 旗昇丸は13日午後10時ごろ、スケトウダラ漁に出た。


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