物価上昇2%を明記、政府・日銀 合意文書の骨格判明 

 政府と日銀が締結を検討している合意文書の骨格が13日、分かった。物価上昇率2%の目標を明記し、政府と日銀が一体となってデフレ脱却や円高修正に向けた政策を推し進める姿勢を強く打ち出した。日銀は、昨年2月に導入した事実上のインフレ目標を一段と明確化させ、目標の達成が見通せるようになるまで強力な金融緩和を続ける。金融緩和の強化を訴えて衆院選に圧勝した安倍晋三首相の求めに応じ、日銀はより大胆な金融政策運営に踏み出す。

 首相は13日、NHK番組で、物価目標について「(文書に)きっちり入れていく。2%と書く」と確認した。


  • LINEで送る