世界のPC出荷、11年ぶり減 12年、タブレット普及で 

 【ニューヨーク共同】米調査会社IDCは10日、2012年の世界のパソコン出荷台数が前年比3・2%減の3億5242万台になったと発表した。前年割れはITバブル崩壊後の01年以来、11年ぶり。

 パソコン代わりになるタブレット型端末や、スマートフォン(多機能携帯電話)の普及が響いた。マイクロソフトの新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」の昨年10月の発売を前に、買い控えもあった。

 メーカー別では、米ヒューレット・パッカード(HP)が市場シェア16・5%で首位を維持。中国の聯想(レノボ)が14・9%で2位に浮上し、米デル、台湾のエイサーが続いた。


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