「主将をしないなら降格」と顧問 自殺前日に生徒に伝える 

 大阪市立桜宮高2年でバスケットボール部主将の男子生徒=当時(17)=が顧問の男性教諭(47)から体罰を受けた後に自殺した問題で、自殺前日に顧問が「主将をしないなら(主力でない)Bチームになることもあるぞ」と、生徒に伝えていたことが11日、分かった。市教育委員会が母親から聞き取った。

 生徒は当初、硬直して返事ができなかったといい、難しい選択を迫られ精神的に追い詰められた可能性もあるとみて、市教委は顧問とのやりとりを詳しく調べる。

 顧問が市教委の調査に、「体罰は年数回していた」と話していることも判明した。


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